コーティング日誌BLOG

カラクルのコーティングの日々当店のコーティング日誌です。

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ソウルレッドクリスタルメタリックにclassHの施工です

コーティング日誌

ソウルレッドクリスタルメタリックとは

マツダのイメージカラーでもある「ソウルレッドクリスタルメタリック」。もとは「ソウルレッドプレミアムメタリック」というマツダオリジナルカラーの進化版です。

美しい陰影表現を追求した赤色は、なかなか量産には向かないキャンディーカラーを見事に再現しており、発売当初から多くの人に大変に人気がありました。

飴玉のような透き通った色を再現するには、カラークリアーの塗膜層をたくさん塗り重ねる必要があり(実際補修塗装の際は複数回塗り重ねます)、大変な手間がかかるため自動車メーカーではなかなか量産に踏み切れなかったのではないかと思います。

マツダではこの塗膜層の塗り重ねを最小限に抑える技術を開発したため、「ソウルレッドクリスタルメタリック」や「マシーングレープレミアムメタリック」の高意匠カラーの量産が可能になったようです。

2017年マツダ技報 「ソウルレッドクリスタルメタリックの開発」参照

そのため、補修の際はとても難易度が高く、修理工場によっては修理を受け付けてもらえない場合もあります。

マツダ CX-30

ソウルレッドクリスタルメタリックは肌調整が必要

さて、前置きが長くなりましたが、今回お預かりしたCX-30のコーティングはG’ZOX classHの施工です。

こちらのCX-30にも当店自慢の「徹底磨き」を行うわけですが、マツダの塗装にこそ、この「徹底磨き」を行って、しっかりと肌調整をする必要があります。

なぜなら、「ソウルレッドクリスタルメタリック」はトップクリヤーの肌があまりよい状態ではありません。

おそらくはこの独特のキャンディーレッドを再現するために、極限までに効率化された塗装方法に若干の弱点があり、塗装の肌荒れの原因になっているのだと思います。

また,カラー開発においては,スリーウェットオン塗装やアクアテック塗装で培った材料設計,機能設計,塗膜設計技術を活かすことにより,一層ごとの塗膜の機能を高めていき,塗膜数を増やすことなく意匠性と環境性能を両立させてきた(Fig.6)。

2017年マツダ技報「ソウルレッドクリスタルメタリックの開発」より引用

2017年マツダ技報によると「塗膜数を増やすことなく意匠性と環境性能を両立させた」と書いてあります。つまり、一度に塗装をかなり厚塗りしてあると思われ、その副作用として艶引き【肌荒れ】をおこしているのだと思います。

塗装がベストな状態でコーティングを施工します

マツダが誇る「ソウルレッドクリスタルメタリック」はもちろん新車の状態でもとてもキレイなのですが、その塗装にひと手間加えることで、更に美しい輝きが際立ってきます。

塗装がベストな状態になるまで磨き込み、そこにコーティングを施工することで息を飲むような赤色の陰影が引き出されるのです。

コーティングは艶を出す効果もありますが、塗装を守ることがコーティングの本来の役割。

塗装肌の荒れた状態でコーティングを施工しても、コーティングの費用がもったいないだけになってしまいます。

マツダ ソウルレッドクリスタルメタリック

納車の際はお客様にも大変に喜んでいただきました。

お客様の喜んで頂いている姿が何よりの報酬です。

これからも長くキレイに乗っていただけるようお手伝いをさせていただきたいと思います。


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