新車や中古車を購入したら、きれいな状態をできるだけ長く維持するためにカーコーティングを検討されるのではないでしょうか。
もちろん、新車購入時や中古車購入時は必ずといっていいほどディーラーでコーティングを提案されるのではないかと思います。
確かに車購入時は、コーティング自体がサービスや値引の対象になったりすることもありますが、どのようなコーティングがどんな作業工程で施工されているかはあまり明確ではありません。
今回は専門店でのコーティングとカーディーラーでのコーティング施工の違いについて検証してみました。
- 目 次
- カーディーラーでのコーティングのメリット、デメリット
- カーディーラーでのコーティングのメリット
- カーディーラーでのコーティングのデメリット
- ディーラーコーティングで使用する薬剤のタイプ
- 専門店でのコーティングのメリット、デメリット
- 専門店でのコーティングのメリット
- 専門店でのコーティングのデメリット
- 専門店で使用する薬剤のタイプ
- まとめ
カーディーラーでのコーティングのメリット、デメリット
カーディーラーでのコーティングのメリット
カーディーラーでのコーティングのメリットは、なんといっても利便性にあります。楽しみにしていた納車当日にすでにコーティングも施工されて納車されるため、その後専門店に持ち込むなどのわずらわしさがありません。
また、購入される店舗や担当する営業マンによっては、値引の代わりにコーティングをサービスしてくれるなど、購入する側にとって大変お得感もあります。
コーティング施工価格については決して安くはありませんが、車体の購入と合わせて支払いができるので、少々の出費増は気になり難いですね。以上がカーディーラーでのコーティングのメリットです。
カーディーラーでのコーティングのデメリット
カーディーラーでのコーティングのデメリットは専門性の低さにあります。オススメされるコーティングの種類も担当者次第なので、性質をよくわからずに勧められることが多いかもしれません。
また、基本的に整備士や営業マンしか在籍していないディーラーが大半なので、彼らが施工する場合は下地作りをせずにコーティング剤のみを施工したり、施工ムラが出来ていたりすることが多々あるようです。
塗装修理などを内製化しているディーラーなら塗装部門で施工してもらえるか確認しておいた方がいいでしょう。
外注業者で施工するケースも多く、一般に5~6万円くらいの施工費用だと、外注先では2~3万円で施工している(さらに値切られるところも・・・。)ところもあり、施工時間を短縮したりコーティングの塗り込み量を少なくしたりせざるを得ない状況です。
どこでどのように施工されるのかは確認しておいた方がいいでしょう。
カーディーラーで施工するコーティング剤のタイプ
カーディーラーでは施工がしやすいコーティング剤を使用していることが多いので、コーティング効果が低かったり、すぐに剥がれてしまったりすることがあります。
新車時にもついている薄いキズや塗装の艶引きを一時的に消してくれる便利な溶剤もありますので、納車時はキレイに見えても一週間くらいでもとに戻ってしまうものもあります。
専門店でのコーティングのメリット・デメリット
専門店でのコーティングのメリット
専門店でのコーティング作業のメリットといえば、下地作りの違いです。
車の塗装には塗装肌というものがあり、新車納車時はその塗装肌が荒れた状態のクルマがほとんどです。
近年の車はコストダウンの必要性から最後の仕上磨き工程がそっくり行われていないのが現状です。こだわりのある専門店ではその塗装肌作りからおこない、磨き工程で最高の輝きを引き出してからコーティングを施工します。
艶のない塗装にどんなに良いコーティングを乗せても一瞬キレイに見えるだけなのです。
磨き作業(肌調整作業)から、油分除去、コーティングの定着安定作業、コーティングの塗布、拭きあげ、熱乾燥まで、専門の機器を使用して丁寧に施工されます。
使用状況に合わせたコーティングを選択できるので、自分の好みに合ったコーティングを施工することができます。
また、コーティング後の維持管理方法やメンテナンスなどについても常時サポートしているので、きれいな状態をより長く維持する事ができます。
専門店でのコーティングのデメリット
車の納車後に専門店に足を運ばなくてはならないため手間が増える。
どの専門店がいいのかがわかり難い。
車購入後にコーティング施工費用を支払うため少しためらいがある。
専門店で使用する薬剤のタイプ
ガラス系被膜の分子構造内に撥水基の化合物を結合させた撥水系や、完全無機微粒子シリカを使用した親水系コーティング等 様々なコーティングを車の使用状況に合わせて使用します。
数多くの種類のコーティングがありますが、一般的に専門店で取り扱うコーティングは施工が難しく、そのため持ちが良い(3~5年)溶剤を取り扱っています。
まとめ
今回は、ディーラーでのコーティングと専門店でのコーティングの違いについてお話させていただきました。
ディーラーでは車購入時にコーティングされた車両を購入することができるため、また専門店に持ち込むなどの手間はかかりません。
また値引の代わりにサービスしてもらえることもあるかもしれません。
無料で施工されたコーティングなら文句も出ないかもしれませんが、高い料金を支払って施工したコーティングが、半年もたたずに効果を失っては意味がありません。
これから10年以上乗り続ける車をコーティングして守っていくことを考えれば、多少乗り出しが遅れても専門店で本格コーティングを依頼したほうが良いでしょう。
皆さんのお車が少しでも長く大切に乗り続けることができますように!
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