コーティング日誌BLOG

カラクルのコーティングの日々当店のコーティング日誌です。

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富山で車をキレイに長く乗るための洗車方法

コラム

購入したばかりの車はとてもきれいで、ありの美しさにこの美しさを失いたくないと誰もが思ているのではないでしょうか。

しかし、車は道路を走るための道具でもあり、当然雨の降る日も走らせなくてはなりません。そして、ここ富山では一年の多くが雨や雪の日。

一回でも走ればドロドロに汚れてしまうのも現実です。

つまり、富山地区で車の美しさを保つには必ず正しい洗車方法を知ることが不可欠になってくるのです。

いままで古い車に乗っていてあまり洗車はしたことがなかった方や、1、2か月に一回程度は洗車していたけど、洗車機に入れていたようなそこのあなた!

もしそのような方が、濃色系のしかも大きなファミリーカーを購入してしまった場合、これから洗車でとても苦労するかもしれません。

そんな方にも読んでいただきたい今回のコラムは「車をキレイに長く乗るための洗車方法」です。

洗車は一見誰でも簡単にできるように思えますが、洗車の仕方、道具の選び方一つとっても間違えてしまうと車をキズだらけにしてしまったり、汚れがどんどん取れなかったりしまいます。

大切な車をいつまでもキレイに乗り続けるために、この記事をぜひ最後まで読んでいってください!!

第1章 洗車方法

  1. 手洗いシャンプー洗車
  2. 手洗い洗車(水洗い)
  3. 洗車機による洗車

第2章 コーティング専門店が教える初心者のための洗車の手順

  1. 道具の準備
  2. 内装の掃除は先にやっておこう
  3. バケツでシャンプーを泡立てる
  4. タイヤ、ホイールから洗う
  5. ボディーの汚れを水圧で落とす
  6. シャンプー洗車は部分ごとに
  7. 水分の拭きとり
  8. ドア内側も忘れずに拭く

第3章 洗車においての注意点

  1. 洗車のタイミングは早朝か曇りの日
  2. 最低限の洗車グッツはしっかり選ぼう
  3. 洗車後の拭き取りを忘れずに
  4. 撥水シャンプーはシミになる
  5. 地下水での洗車の場合
  6. 洗車機はできるだけ使わない
  7. 鳥フン、虫の死骸は即除去する

第4章 まとめ


第1章 洗車方法

1.手洗いシャンプー洗車

洗車方法の中で手洗いシャンプー洗車は最もキズを付け難く、キレイに仕上る方法です。

その秘訣は、カーシャンプの泡で洗うことによって、汚れを浮かしながら車の塗装面とスポンジの摩擦を減らしで洗うことが出来るからです。

特に濃色の車は洗車キズが大変目立ちやすく、間違った洗車の仕方をしていると下の写真のようなキズがついてしまし、それが積み重なって塗装の輝きがどんどん失われていきます。

車の洗車キズ

手洗いシャンプー洗車は少々時間はかかりますが、慣れてくれば30分程度で車1台キレイにすることができますので、オススメの洗車方法です。

2 手洗い洗車(シャンプーなし)

シャンプーなしの手洗い洗車は手洗いシャンプー洗車に比べると、3分の一程度の時間で洗い上げることが出来ます。

展示会場の大きな中古車販売店などは、洗車に時間をかけている暇がないのでほとんどこの洗い方です。

もちろん、シャンプー洗車に比べると滑りが悪く、水とスポンジで擦るように洗うためどうしても塗装面にキズが付きやすく、上の画像のように洗車キズが多くついてしまうことになります。

時間のない時は仕方ありませんが、特に新車の場合はあまりおススメできない洗車方法です。

3 洗車機による洗車

洗車機による洗車

洗車機による洗車のメリットは、圧倒的に洗車が早い事です。500程度のコイン洗車でも車全体の汚れをザックリと洗い落してくれます。

しかし、洗車機のブラシが強い力で塗装にあたるため、とてもキズが付きやすく、濃色の車などは一回洗車機に入れただけでもかなりのダメージになります。

もちろん、洗車機も進化してきていますので、キズが付きにくいブラシ(スポンジブラシ)を採用し昔ほどのダメージではありませんが、手洗い洗車と比べると天地の差でしょう。

シルバーやホワイトの車だとあまり気にならないかもしれませんが、濃色系の色はもちろん、赤や青色などの車も洗車機の使用は控えた方が無難です。


第2章 コーティング専門店が教える初心者のための洗車方法手順

1.道具の準備

洗車の道具で大切なものは、洗車スポンジと拭き取りクロスの2点です。

その2点さえ確実に抑えておけば、ある程度きれいな洗車ができます。

キズが付き難いコーティング車専用スポンジ、マイクロファイバークロスは最低限準備しておきましょう。

バケツや脚立、ホース(シャワーヘッド付)のものは専用のものである必要はありません。

家にあるもので代用できます。カーシャンプーは中性タイプのものを使用して、撥水成分の入ったものはあまり使用しない方が無難です。

泡立ちの良いものを使用するとよいですが、泡立たないからといってシャンプーを使用しすぎると車に固着して大変なことになります。

2.内装の掃除は先にやっておこう

車の中は気づかないうちに結構汚れているものです。

特に足マットは大量の泥や埃を中に閉じ込めているので、洗車後に掃除し始めると埃が舞い上がり、せっかくキレイに拭きあげた車がまた埃だらけになってしまいます。

シートに掃除機をかける、足マットを外して掃除するなどの内装掃除は先にすませておきましょう。

3.バケツでシャンプーを泡立てる

洗車を始める前にカーシャンプーを準備します。

泡立ちの良い中性タイプのものを使用してください。

シャンプーの種類には時に弱酸性のものや弱アルカリ性のものがありますが、性質をよく知らずに使用すると塗装やコーティング施工車ならコーティングにダメージを与える事になります。

4.タイヤとホイールから洗う

ホイールは先に洗う

足回りから洗う理由はいくつかありますが、大きな点は足回りが一番汚れているという事。

できればスポンジとバケツは足回りのために分けて使用したいところです。

ここについた砂や泥がスポンジじ付着し、そのままボディの塗装面を洗い始めるとその泥や砂でキズが入ってしまうためです。

もう一つはホイールは複雑な形状のものが多く、どうしても洗うのに時間がかかってしまいます。

ボディーの塗装面にシャンプーの泡や水道水の水滴を残したまま、長時間ホイールの掃除に時間がかかってしまうと、その間に塗装面のシャンプーや水滴が乾いてシミになってしまう事があるからです。

ホイールを洗う時に気を付けることは、一本一本洗剤を洗い流しておくようにすることです。

洗剤が乾いてしまうと洗浄成分が固着し、逆にシミを作ってしまうことになります。

5.ボディーの汚れを水圧で落とす

車のボディーには泥や砂利がたくさん付着しています。できる限り水圧で汚れを落としておきましょう。

散水用のシャワーヘッドなら、ジェットにしてドアの隙間やガラスモールの間もしっかり狙ってみずをかけておきます。

ひどい場合はモールの隙間から大量の泥汚れが落ちてくることもあります。

6.シャンプ洗車は部分ごとに

この工程から塗装面をシャンプー洗車していきます。できればホイールに使用したスポンジはしっかり洗うか、別のものを使用しましょう。シャンプーも新しく作りなおすとなお良いです。

高いところから順に洗っていきますが、1パネルずつ洗剤を水で洗い流しておいた方が無難です。この段階からは素早く作業し、塗装面を乾燥させないようにすることがキレイに仕上げるコツとなってきます。

特に夏の炎天下ではシャンプーが瞬間的に乾いてしまい、自分では落とせないシミがついてしまう事が多いので気を付けてください。

最初は無理せずこまめに水をかけながら洗車を進めていきましょう。

最後はしっかりと水を全体にかけて、シャンプーの泡を落とします。

モールの隙間やドアの隙間にはシャンプーの泡がたまりやすく、あとで流れ落ちてくるとシミなどの原因にもなりますので、丁寧に落としていきます。

7.水分の拭き取り

最後は水分の拭き取りです。

この作業もできるだけ早く行う必要がありますが、あせってタオルをゴシゴシしないように拭き取ってください。

こつはクロスのの両端をもってクロスをゆっくりと引くように拭きあげるとキレイに拭きあがります。

水を絞りながらこの作業を繰り返し、丁寧に拭きあげていきましょう。

8.ドアの内側も忘れずに拭く

車のボディー内側の拭き取り

ドアの内側も忘れずに拭き取りましょう。内側には意外に汚れがたまっているものです。

ボンネットの内側やバックドアの内側も拭き取るとクロスが汚れていきますので、クロスを洗いながら拭き取っていきましょう。

できれば内側の拭き取りはボディー表面に使用するものと分けた方がいいです。

ボディの塗装面は常にきれいなクロスで拭きあげると、洗車キズが付き難くなります。


第3章 洗車方法においての注意点

1.洗車タイミングは炎天下か曇りの日

洗車は炎天下で行ってはいけません。水滴やシャンプーが乾きやすく、深刻なシミの原因となります。

必ず早朝や曇りの日に行ってください。

2.最低限の洗車グッツはしっかり選ぼう

洗車スポンジは塗装面用にコーティング車専用スポンジ(黒いスポンジが大半)を選びましょう。

とても柔らかく塗装を傷つけ難い構造になっています。

ホイール足回り用にもう一つ買っておくといいです。

複雑な形状のホイールには小さく切って使うと便利です。

拭き取りクロスはキズのつかないマクロクロスを使用しましょう。

あまり高価なものは必要ありませんが、あまり安価な物もキズを付けてしまう危険があります。

一枚500円~600円程度のものを数枚用意しましょう。

そのほかは特別な道具は必要ありません。

こだわり始めたらきりがないのですが、いつかこのブログでもこだわりバージョンをアップしてみたいと思います。

3.洗車後の拭き取りは忘れずに

面倒でも洗車後の水分はしっかりと拭き取ってください。

水道水にはカルキやカルシウムなどの不純物が混ざっており、車の塗装にとっては雨水よりたちが悪いのです。

水分は放置せず、しっかりの拭き取ることが洗車を美しく仕上げるコツになります。

4.撥水シャンプーはシミになる

一見便利な撥水シャンプーですが、この撥水成分は取り扱いが難しく車にシミを作ったり、汚れを付着させやすくしたりと厄介なことがとても多いのが実態です。

どうしても撥水させたい場合は、専門店で撥水コーティングを施工するのが一番。

それでも予算をかけたくない場合は、撥水スプレーをマイクロクロスで塗布、拭き上げをおこないセルフコーティングするのもいいでしょう。

5.地下水での洗車

地下水での洗車は水道水以上にシミのリスクが高く、想像以上に塗装にダメージを与える事が多くあります。

もちろん地下水の成分にもよるので一概には言えませんが、地下水での被害は多く見てきていますので、気を付けるに越したことはありません。

6.洗車機はできるだけ使わない

洗車機はブラシの圧力で汚れを落とすため、どうしてもキズが付きやすくいのが現状です。

また、スタンドのコイン洗車も地下水を使用しているケースが多々あり、洗車機でのコイン洗車後に拭き上げしないパターンが一番塗装にダメージがあります。

私たち塗装専門店でも再塗装が必要になるくらいひどいケースもあるので、洗車機はできるだけ使わない方が無難です。

7.鳥フンや虫の死骸は即除去する

鳥フンによる塗装のダメージ

鳥フンを放置してしまうと、かなり早い段階でシミが除去できなくなります。

それくらい鳥のフンは強力に塗装を侵してしまうのです。

見つけた場合は即除去してください。

早い段階で見つけたなら水で流して、マイクロファイバーで簡単に拭き取れますが、時間がたって固まってしまった場合は、お湯でふやかしてそっと洗い流しましょう。

跡が残ってしまった場合は、近くの板金塗装店に相談しましょう。

軽度の跡でしたらコーティング専門店でも対処できますが、重度のものになると板金塗装店で塗装が必要になってきます。


第4章 まとめ

洗車一つとってもかなり奥が深い事がわかっていただけたのではないでしょうか。

今回のブログは車をキレイに長く乗るための洗車方法という事で、初心者の方にもわかりやすいように投稿しました。(マニアック版はまたいずれ)

あまりこだわりすぎても面倒になり、洗車自体がいやになってしまいますので、気軽にチャレンジしていただきたいなと思います。

それでは皆さんのお車が少しでもキレイに長く乗っていただけますように


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