車好きのオーナーは愛車の洗車が休日の日課という方も多くいらっしゃると思います。そんな方がガラスコーティングを施工されたあと、やってしまいがちな間違いは車のワックスがけ。洗車の後についついワックスを施工して、油の乗った仕上がり感を楽しみたいをいうオーナーも・・・。しかし、コーティング後のワックスがけはコーティング自体の性能を一気に低下させる原因にもなります。
ワックスについて
一言にカーワックスといっても色々と種類があり、代表的なものでは昔からある”カルナバロウ”を主成分にした固形ワックス。濡れたような美しい艶を出すことが出来るため、かなり昔から人気のあるワックスです。また、半練りタイプのワックスもあり、塗り込みやすく拭き取りやすいお手軽なワックスも多く販売されています。耐久性には難ありですが、施工後の艶感は素晴らしいものがあり、今でもワックスにこだわって車をメンテナンスされるオーナーも多くです。
使用方法を間違えると白いムラが出来たり、モールの隙間やドアの隙間に白い塊が付着して取れなくなったりするので、施工には少々手間と時間がかかります。
コーティングとは
一方、ワックスから代わり最近ではコーティングが主流になりつつあります。一昔前は”ポリマー系コーティング”が流行りましたが、これは主成分がはっきりせず耐久性はワックスよりもいいよという程度のものでした。比較的簡単に塗装の艶を出すことが出来るため、ガソリンスタンド等でも施工店として導入が増えていますが、コーティングの被膜が柔らかく、車の塗装面を守る力はそれほど強くありません。
コーティング専門店で施工されるガラスコーティングはシロキサンを使用して塗装面にガラス状の皮膜を形成するものが採用されています。効果が長く,紫外線や薬品からのダメージやタオル傷からの保護等の効果がありますが、塗装面の下地作りをしっかりとしておかないと、密着が悪く効果がすぐに落ちてしまうため、施工には高度な技術を要します。
結論-ガラスコーティング後のワックス施工
ワックスには様々な種類があります。中にはクリーナータイプの溶剤やコンパウンド等の研磨剤が混入されているものもあり、ガラスコーティングの上に施工すると、コーティングの性能を一気に低下させるものや、コーティング自体を取り除いてしまうものもあります。
そのため、コーティング後のワックス施工はオススメ出来ません。コーティング専門店で施工したガラスコーティングはそれ自体が長期間の防汚性や光沢を維持する能力を持っていますので、ワックスをかけることはしないほうが良いでしょう。
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