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雨染みができた時どうすればいい?

コラム

買ったばかりの新車に雨染みが出来てしまうととてもショックです。私も以前買ったばかりの新車が全面雨染みだらけになってしまい、とても残念な思いをしたことがあります。今回は雨染みのできる原因の追求と雨染みが出来てしまった時の対処法を検証してみたいと思います。


目次

  1. 雨染みが付着してしまう原因
  2. コーティングに付着する雨染み
  3. 雨染みがついてしまった時の対処法
  4. コーティング専門店での雨染み除去
  5. 事前に防ぐ、雨染み対処法
  6. まとめ

1.雨染みが付着してしまう4つの原因

雨染みがつかないよう洗車

① 洗車の頻度が極端に少ない

  雨染みが付着し固着していくのには一定の時間がかかりますが、酸性雨や花粉、黄砂等が降ってきた場合、長期間放置しておくとシミに発展していく可能性が非常に高いです。一度跡が付き始めると、だんだんその部分が侵食されていき塗装をえぐる程の雨染みになってしまうのです。特に雨が降ったあとなどはマメに洗車することによってシミをつきにくくすることが出来ます。

② 地下水で洗車をしている

 地下水での洗車はその成分にもよりますが、あまり良くありません。地下水には鉄分やカルシウム等の成分がたくさん混ざっている事が多く、地下水が塗装表面で乾くことで白く結晶化し塗装に固着してしまうのです。特に夏の炎天下で塗装が柔らかくなった状態でのカルシウムの固着はとても強固で磨きをかけないと取れなくなってしまいます。

③ 撥水タイプのコーティングを施工している場合

 撥水タイプのコーティングを施工している方は、特に濃紺色系の車の場合注意しなくてはなりません。水玉をのせたまま直射日光が当たると水玉がレンズの役割をしてコーティングそのものにダメージを与えてしまいます。特に濃紺色系の車は熱を持ちやすいので注意が必要です。

④ 洗車時の水分を拭き上げていない場合

 洗車時の水分を拭き上げていないのは完全NGです。水道水にはカルキが含まれていて、水滴のまま放置すると結晶化し塗装面に固着します。特に炎天下で水道水の水滴を乾燥させてしまうとすぐにシミになるので注意が必要です。また、スタンドの洗車コーナなどでは地下水を使用しているところが少なからずありますので、よく確認しておいたほうが良いですね。


2.コーティングに付着する雨染み

雨染みがつきにくい疎水コーティング

 施工するコーティングにもよりますが、親水系や疎水系のコーティングを施工することで 雨染みはつきにくくなります。 それでも放置していたらシミは発生してしまいます。コーティングは塗装を守るためのものですが、そのコーティング自体も少なからずダメージを受けているからです。

コーティング自体は強力に塗装を守りますが、雨染みを放置して侵食が始まるとすぐにコーティングがやられてしまいます。なぜ侵食が始まるとコーティングがやられてしまうのかとういうと、コーティングの厚みは0.1μmしかなくバリア性はあっても侵食にはめっぽう弱いのです。そのため、コーティング被膜を守る秘訣は日々の洗車。これは塗装自体にも言えることなので、定期的な洗車を心がけましょう。

雨染みに強いコーティングの施工事例はこちら

ヴェルファイアのコーティングです https://calacl.jp/wp/vellfire-coating/

KAGEROの施工 https://calacl.jp/wp/kagero-swift-sport/


3.雨染みがついてしまった時の対処法

 コーティングを施工している場合はコーティングに付属しているメンテナンスリキッドを試してみましょう。メンテンナンスリキッドはコーティング表面に付着した軽度なシミや汚れを取りつつ、コーティング保護成分を施工するため一般の方でも安心してご利用いただけます。

 雨染み除去シャンプーを使用してみましょう。水で数十倍に薄めて使用するものが多く、弱酸性タイプのシャンプーなので、軽度のシミなら簡単に除去する事ができます。(アマゾンで検索すると見つけることが出来ます)このブログでもまたオススメの商品を紹介していきたいと思います。

 最終手段は業務用酸性クリーナーの使用です。通販でも売っていますが、あまりオススメ出来ません。ここまで使用しなければ落ちないようなシミが付着した場合は、コーティング専門店かもしくは塗装専門店に相談したほうが良いかもしれません。なぜなら酸性クリーナは非常に強力なので、間違った使用方法をすると車の塗装を侵したり、メッキ部分を変色させたりする危険があるためです。


4.コーティング専門店での雨染み除去方法

雨染みがついた時の対処法

弱酸性シャンプーで落ちないようなシミがついてしまった場合は、コーティング専門店に相談したほうが無難です。ここからさきの作業は強力な薬品を使ったり、コーティング自体を一度剥離しての作業になる可能性が高いからです。

私達の場合はまず強力な酸性クリーナーから試してみます。ひと目で分かるような強力な雨染みは、酸性クリーナーでも完全に落ちることは少なく、その後ほとんどの場合は磨き作業に入っていきます。

磨きでダメージのある部分を落としてから再度コーティングを施工します。


5.事前に防ぐ!雨染み対処法

① 適度に洗車をすることがまず第一の対処法です。雨染みは初期の段階では洗車で簡単に除去できるので、適切に洗車をすることでシミや汚れを固着させることを防ぎます。

② コーティング施工車はメンテナンスクリーナーで保護する。メンテナンスキットに付いてくるメンテナンスクリーナーはダメージを受けたコーティングを守る効果があるものも多く、定期的にメンテナンスをすることで雨染みかからコーティング皮膜を守る効果があります。

③ 洗車時の水分をしっかりと拭くことも大切です。水道水のカルキも塗装面にシミを付着させる原因の一つです。

④ 親水系や疎水系のコーティングを選択すのも良いでしょう。そもそも親水タイプのコーティングは水滴がボディーに馴染むので雨染みがつきにくくなっています。


6.まとめ

今回は雨染みに困っている方向けの記事になりましたが、いかがだったでしょうか。私自身もソリッドブラックの車に乗っていた時、雨染みには相当悩みました。手磨きで全面コンパウンドをかけ、逆にキズだらけにしてしまったときは本当に悲しい気持ちになってしまいました。今回の記事がそんな方のために少しでも役に立てれば幸いです。

皆様のお車がいつまでもキレイに、長く大切に乗っていただけますように!


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